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【VXガス】で金正男氏を暗殺か!?人類史上で最も凶悪な殺人化学兵器やん?

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ついに金正男氏を殺害した毒の正体が判明!?なんと使用されたのは人類が作り出した化学物質の中でも最強の呼び名が高い猛毒神経ガスである『VXガス』の可能性が報道されています。

今回、マレーシアのクアラルンプール国際航空で金正男氏(45)の暗殺に、この『VXガス』をもし本当に使用していたならば、ほぼ首謀者として濃厚な北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が異母兄である正男氏をこの世から確実に抹殺したいという意志が垣間見えてきました。

www.kenbolife.com

今日は、この『VXガス』とは一体どういうものなのかを調べてみましたので、その恐るべき正体を一緒に見ていきましょう。

【VXガス】ってなんなの?

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/VX-S-enantiomer-2D-skeletal.png

VX(ブイエックス)ガスとは、猛毒の神経ガスの一種で、コリンエステラーゼ阻害剤として作用し、人類が作った化学物質の中でも最も強い毒性の物質と言われています。

引用元:VXガス - Wikipedia

VXガスと言えば、日本ではオウム真理教の信者が注射器に入れたVX溶液を人体にかけて1人を殺害した事件でその名前が世間に知れ渡るようになりました。

オウム真理教が起こした事件は、同じ有機リン酸系のサリンを使用した『地下鉄サリン事件』の方が記憶に残っている方が多いかと思われますが、VXガスを使用した事件も数件起こしており、VXガスの毒性はサリンを遥かに凌ぐほど強力と言われています。

【VXガス】の特徴

http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/a/8/a847068b.jpg

VXガスは、揮発性が低く常温では琥珀色をした油状の液体で無味無臭といった特徴があります。

他には、

  • 粘着性があり、水に溶けにくい非水溶性である。
  • 揮発性が低く残留性が高い。
  • 化学的安定性が高く、残留しやすい。
  • 人体へは、鼻や口の呼吸から体内へ侵入するだけでなく、皮膚に付着するだけで体内に吸収される。

このような性質上、たとえガスマスクをしていたとしても完全に防ぐことが非常に困難な化学物質なのです。

【VXガス】の毒性とは?

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/58/GHS-pictogram-skull.svg/1024px-GHS-pictogram-skull.svg.png この【VXガス】の毒性の強さを表す指標に『LD50』というものがあります。

『LD50』とは、半数致死量(lethal dose 50)の略の意味で、この量を投与された動物の半数が死ぬと予想される量を示しています。

その指標は『LD50は10mg/kg』であれば、動物に1kg当たり10mg投与すると、投与された動物の半数は死にますよという数字を表します。

例えば、体重が67kgの僕であれば、670mg投与されれば50%確立で死んじゃうことになります。たったの0.67gが体内に入っただけで死んじゃう確立が50%もある なんて想像も付きませんよね|д゚)

他の有名どころの毒と比較すると...

  • サリン  420μg/kg
  • 青酸カリ 10000μg/kg
  • VXガス  15.4μg/kg

と【VXガス】はサリンの約28分の1、青酸カリの約650分の1の量が致死量に至るという恐るべき数字が出ています。

【VXガス】は、一滴たりとも皮膚に触れようものなら一瞬で死と隣り合わせの可能性がぐんと上がることになるのです。

【VXガス】が体内に入った時の症状は?

http://from4050.jp/wp/wp-content/uploads/2014/09/phm06_0957-s.jpg

皮膚から吸収され、中毒症状が発生するまでに数分の潜伏期間があります。

これは、皮膚から吸収された毒が血液を介して全身にまわるまで時間がかかるためである。注射器などを用いて血液に直接投与されれば、今回の金正男氏の暗殺の時のように一瞬で死に至ると考えられます。

主な症状は以下の通り

痙攣、嘔吐、呼吸困難、意識障害、心肺停止

重度な中毒の場合は、数分で突発的な痙攣を起こして心肺停止に至る。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回、金正男氏暗殺に使用されたという【VXガス】の脅威を少しでも垣間見ることができたでしょうか?

この【VXガス】を使用すると前述したように残留性が高く、実行犯にもかなり危険リスクの高いはずなのですが、現在報道されている内容とかなり矛盾が生じていそうです。

注射や毒針説やら顔に液体をかけた説などが報じられていて、どの情報が正しいのかの判断はもう少し様子見になるでしょう。

顔に液体をかけるなんて、実行犯である女スパイや空港に溢れかえる一般人にも何かしらの被害が出てもおかしくない状況ですが、そのことに関しての報道は全くないので、今後の情報にも注目したいと思います。

こんな恐ろしい現場には、偶然でも絶対に居合わせたくないですね…。

それでは、このへんで(・ω・)ノ